冬の季節になると暖房機を使われる家庭がほとんどだと思います。実際に、暖房機を使う冬は、夏に比べて電気代が高くなる家庭が多いです。今回は、電気代が高くなりがちな冬に少しでも暖房費を節約する方法をご紹介致します。
夏と冬の電気代の比較
政府が出している統計によりますと、2020年1月の電気代の平均が12,232円、夏場の8月は9,661円という結果が出ています。冬の寒い季節と夏の暑い季節の電気代を比べると、1ヶ月で2,571円と冬の季節が高くなっています。
冬の時期の電気代が高くなる原因
気温差
室内温度と外気温度の差が原因の一つと考えられます。例として、夏のエアコンの設定温度を25℃にすると、もし外気温度が30℃の場合、設定温度との気温差が5℃となります。冬のエアコンの設定温度を25℃にすると、外気温度が10℃だった場合、その気温差は15℃になります。室内温度が設定温度になるまでに時間がかかればかかるほど、消費電力が増え、電気代が高くなります。そのため、夏より冬の方が室内温度と外気温度の差が大きい為、電気代がかかってしまう傾向にあります。
在宅時間
気温が寒い時は部屋に引きこもりがちになり、部屋の中に住む時間が長ければ長いほど、暖房を使う時間も伸びてしまいます。また、日照時間が短く、気温が低い冬の場合は部屋の中が温まりにくく、暖房を使う時間が長くなります。結果、電気代が高くなってしまいます。
簡単にできる節約対策
暖房の設定温度を見直す
エアコンの設定温度を見直すだけでも大きく節約できます。環境省は暖房の設定温度を20℃に推奨しています。20℃よりも大幅に高く設定している方は、身体の無理のない程度に温度設定してみてはいかがでしょうか。
短時間ならつけたままがオススメ
エアコンは電源を入れて運転し始めた時に一番電力を使います。その為、何度もオン、オフを繰り返すより、つけたままの方が消費電力を軽減できます。また、エアコンの風量を「弱運転」ではなく、「自動運転」の方が消費電力を軽減できますのでオススメです。
エアコンの風は下向きに設定
暖かい空気は室内の上部に溜りやすい性質があります。反対に、冷たい空気は室内の下に溜まりやすいので、暖かい空気が下の方に行くように設定する事で、身体が暖まりやすくなり、設定温度を今より低くすることが出来ます。
エアコンのフィルター掃除
エアコンを使用するとフィルターにホコリが溜まってしまいます。その汚れを放置すると、暖房効率が落ち余計な電力を使う事になりかねません。定期的に掃除をすることがとても大切です。
空気を逃がさないようにする
暖房の暖かい空気が部屋の外に逃げない様に、冷気遮断カーテン等を使うのも効果的です。断熱効果の高いカーテンを使うと、窓からの冷気をシャットアウトでき、室内温度が下がるのを防いでくれます。冬は部屋の暖かい空気や外の冷気の約50%が、窓から出入りしていると言われていますので、窓の断熱対策は凄く効果的です。
以上、冬季の暖房費節約方法についてご説明致しました。
この冬、暖房費を節約されたい方、ぜひ試されてみて下さい。