11月から始めたい!住まいの結露・カビ対策

朝晩の冷え込みが増す11月は、窓枠に結露が発生しやすい季節です。結露をそのままにしておくと、カビやダニの発生源となり、健康被害や住まいの劣化を招いてしまいます。今回は、家庭でできる結露・カビ対策を具体的にご紹介します。

■ なぜ結露が起こるのか?

結露は、室内の暖かく湿った空気が冷たい窓ガラスや外壁に触れることで発生します。水滴となった結露は、カビの温床となり、アレルギーや喘息の原因になることもあります。特に冬場は暖房によって室内の温度差が大きくなるため、放置すると被害が拡大しやすいです。

■ 毎日の習慣でできる対策

最も手軽なのは、毎朝の「拭き取り」です。窓に付いた水滴をタオル等で拭き取り、カビの栄養源となる水分を残さないようにしましょう。また、朝の換気も効果的で、わずか5〜10分程度、窓を開けて空気を入れ替えることで湿気を逃し、結露を抑えることができます。特に料理や入浴後は湿気が多いため、その都度換気を心がけましょう。

■ 設備を活用する工夫

24時間換気システムが付いている住宅では、必ず運転させておくことが重要です。フィルターにホコリが溜まっていると換気効率が落ちるため、定期的に清掃してください。また、サーキュレーターや扇風機を弱風で回し、室内の空気を循環させるのも有効です。さらに、加湿器を使用する際は湿度を60%以下に保つよう調整することで、結露発生を軽減できます。

■ カビが生えてしまったら?

もし黒い斑点が見えたら、それはカビのサインです。早めにアルコールスプレーで拭き取り、広がらないようにしましょう。重度の場合は漂白剤を薄めて使う方法もありますが、素材を傷める可能性があるため、壁紙や木部にカビが浸透している場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

■ まとめ

11月は冬に向けて結露が増え始める時期です。毎日の拭き取りと換気、適切な湿度管理、そして窓まわりの工夫を取り入れることで、住まいをカビから守ることができます。小さな習慣の積み重ねが、快適で健康的な住環境づくりをしましょう。

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