室内熱中症対策について

ここ数年、暑さについてのニュースはとても増えてきました。
気温が30度越えをしてしまう環境が当たり前になり、梅雨明けから本格的に猛暑日を迎えます。
そんな中、毎年起こりえる熱中症について、屋外での熱中症のイメージが多いかと思いますが、近年増加しているのが室内熱中症です。今回は室内熱中症についての原因と対策方法についてご紹介致します。

室内でも熱中症になってしまう原因・対策
室内の温度・湿度が適切ではない
室内温度が28度以上になると熱中症になる可能性が高いです。エアコンの設定温度を28度以下にして頂き、湿度を50%程度に保ちながら設定しましょう。温度が下がっていても湿度が高いと暑く感じてしまいますし、湿度70%以上だと熱中症になりやすい数値ですので気を付けながら温度計・湿度計を各部屋に設置する事をオススメ致します。
■適切な水分補給・塩分補給が出来てない
室内にいる場合は、屋外に出る時に比べて日差しや汗をかいたりすることが少ない為、喉の渇きを感じにくい事があります。こまめに水分補給・適度な塩分補給(塩飴や塩分タブレット等)を取るようにしましょう。
■生活リズムがちゃんと出来ていない
体調不良や睡眠不足、栄養不足といった体調面の不具合から熱中症になりやすく、危険を高めてしまいます。
バランスのいい食事を取り、しっかりと睡眠や身体を休めるように体調管理をすることで熱中症にかかりにくい身体作りをしましょう。
入浴後の脱水
入浴時に人間は約800mlの水分が失います。脱水による熱中症を引き起こす可能性もありますので入浴前後は必ず水分補給をするようにしましょう。
■睡眠時の環境が出来てない
就寝中に熱中症になりひどいときは亡くなるケースがあります。睡眠前にコップ1杯の水を飲むようにし、枕元に常に水分が取れるように水を置いておくことをオススメします。また、寝る30分前にエアコンをつけ、天井や壁・床を冷やしておき睡眠環境を整えましょう。

熱中症の症状について
・手足にこむら返りが起こる
・筋肉が痙攣している
・汗が噴き出る
・顔がほてる
・軽いめまい
・立ちくらみ
より症状が悪化している場合
・水が飲めない
・頭痛・吐き気
・倦怠感・虚脱力
・震えがでる
・まっすぐ歩けない
・呼びかけに反応しない
※少しでも症状がでてしまった場合はすぐに涼しい場所・身体を冷やして医療機関へ受診するようにしましょう。
また、身体が動かない、水分を取れない場合は救急車を呼ぶようにしましょう。

まとめ
年々、熱中症になる方が増加している身近な症状です。今回ご紹介しました内容を基にこまめに水分補給をするようにし、この夏を乗り越えましょう。

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