ここ最近は、湿度が高い毎日が続いております。湿度が高いとジメジメしてエアコンをつけるご家庭も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、少しでも電気料金を少なく抑えるために冷房とドライの上手な使い方についてご紹介します。
ドライ機能について
エアコンについているドライの機能ですが、実は「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2種類があります。
■再熱除湿
再熱除湿とは室温を下げずにジメジメの原因である湿度のみを下げる機能です。
■弱冷房除湿
弱冷房除湿とは温度と湿度どちらも下げるものです。
再熱除湿機能は電気代が高い?
再熱除湿機能は、その名の通り「再び」「熱する」機能になります。再熱除湿機能は除湿する際に一旦室内の空気を冷たくして、そこから室温が変わらないように空気を温めます。その為、冷房して暖房をするということになり、電気代が高くなってしまいます。
冷房と除湿はどのくらい費用が掛かるのか?
先程ご説明しました、「再熱除湿」と「弱冷房除湿」、そして「冷房」だとどのくらいの金額がかかるのでしょうか。平均的な金額は以下の通りです。
※東京電力資料より
【冷房】 11.0円/h
【弱冷房除湿】 4.1円/h
【再熱除湿】 14.9円/h
東京電力が発表した資料によりますと、最も安いのが「弱冷房除湿」、次に「冷房」、そして「再熱除湿」です。除湿の方が冷房よりもお得と思われている方もいらっしゃると思いますが、実は機能によっては除湿の方が高くなることもあります。
より光熱費をお得にしたい場合は、弱冷房除湿を選ぶようにしましょう。お使いのエアコンの運転機能に「ドライ(弱冷房除湿)」と「ドライ(再熱除湿)」が選択できる場合は、用途に応じて選ぶようにしましょう。「ドライ」の記載しかない場合は「再熱除湿」の可能性があるので、詳しくは「取扱説明書」をご参照ください。