加湿器の正しい使用方法

冬の季節は部屋が乾燥しているため、加湿器を使用されているご家庭も多いと思います。加湿器は水蒸気を放出するため室内の湿度が高くなり、風邪予防や体感温度が上がるなどのメリットがあります。しかし、使用方法を間違えれば悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は間違えた使用方法で起こる原因と正しい使用方法をご紹介致します。

間違えた使用方法で起こる原因・正しい使用方法

①夜、寝ている時も加湿器をつけている
温度が下がると湿度が上がっていきます。夜寝る前に暖房を消し、加湿器をつけたままにしますと、湿度が更に高くなりますのでカビやダニが発生しやすくなります。寝ている時も加湿器をつけて肌の乾燥や喉の痛みを防ぐのでいいかと思われますが、就寝中は消すのを心掛けましょう。

②窓の近くに加湿器を置くと結露が発生しやすい
結露は室内外の温度差が発生した時に起こりやすいです。加湿器の水蒸気が冷たい窓に当たると急激に冷やされ水滴になり、それが結露になりやすくなります。加湿器は冷たい窓から離してお部屋の中央に設置するのが、全体をバランスよく加湿できるのでオススメです。

③加湿器の水蒸気に肌を当てる
加湿器の水蒸気に顔などを当てると、乾燥を防げると思われるかもしれませんが肌の保湿にはなりません。肌に水分を与えることによって蒸発しやすくなり余計に乾燥してしまいます。加湿器は部屋の乾燥を防ぐための道具として使用しましょう。

④加湿器タンクの水を替えずにそのまま使い続ける
加湿器タンク内に水を入れ、水が無くなるまで使用しますと、タンク内でカビや殺菌が繁殖してしまい、それを含んだ水蒸気が部屋中に拡散することになってしまいます。カビや殺菌が繁殖した水蒸気を長期間吸い込んでしまうと、次のような症状が起こりやすいです。
・発熱
・咳
・悪寒
・喉の痛み
・過敏性肺臓炎(アレルギー性のある肺の病気)
・倦怠感
タンク内にカビや殺菌が発生しないように、こまめに水を替えましょう。また、加湿器を使用しない日は、必ずタンク内の水を抜き乾燥させておきましょう。


加湿器は、使用方法や置き場所にも気を付けることが大切です。正しい使用方法によって最大の効果を上げることが出来ますので、是非ご参照下さい。

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