6月は梅雨の季節。長雨や高湿度により、住宅のさまざまな場所でトラブルが起こりやすくなります。快適な住まいを保つためには、この時期ならではの適切なお手入れと掃除が欠かせません。今回は、6月に実践したい住宅のメンテナンス方法をご紹介します。
まず、注目したいのは、湿気対策です。梅雨時は湿度が高く、カビやダニの温床になりやすいため、こまめな換気が基本です。天気の良い日は窓を開けて空気を入れ替え、雨の日でも換気扇や除湿器を使って室内の湿度を50~60%に保ちましょう。特に浴室やキッチン、クローゼットなどの湿気がこもりやすい場所は、念入りに換気・除湿を行うことが大切です。
掃除面では、カビが発生しやすい場所を中心に対策を行いましょう。浴室の壁やゴムパッキン、キッチンのシンク周り、窓のサッシなどは、カビ取り剤や重曹・クエン酸を使ってこまめに掃除するのがおすすめです。壁紙や天井の隅も湿気がたまりやすいため、定期的な拭き掃除を心がけましょう。
また、意外と見落としがちなのが外まわりのチェック。屋根や外壁にひび割れがないか確認し、雨漏りの原因になりそうな箇所があれば早めの補修が必要です。また、ベランダや排水溝に枯れ葉やゴミが溜まっていないかもチェックし、詰まりを解消しておきましょう。網戸や窓ガラスの掃除も、梅雨入り前に済ませておくと気持ちよく過ごせます。
6月のお手入れは、夏を快適に迎えるための大事な準備期間です。湿気と上手につきあいながら、清潔で心地よい住まいを保ちましょう。