皆様、業務用スーパーやショッピングモール、学校等で1度は見たことがある消火器ですが、消火器にも使用期限がある事は知っていますか?消火器も業務用と住宅用と2種類あるのですが使用期限が違いますので、今回は消火器の使用期限・使用方法をご紹介致します。
業務用消火器について
業務用消火器本体の有効期限はおおよそ10年です。消火器の裏面に記載されています。「有効期限」の事を「建設標準仕様期限」と記載されていることが多い為、一度ご確認してみましょう。また、消火器の機器点検は6ヶ月に1回以上設置状況、外形点検、内部機能の点検を行います。業務用消火器の有効期限が切れてしまった場合は中身の粉が固まっていざ使用する際に噴射出来なくなるので有効期限を守りながら使用して下さい。
家庭用消火器について
家庭用消火器本体の有効期限はおおよそ5年です。家庭用消火器は中身の薬剤の詰め替えが出来ない為、有効期限が過ぎた場合は新しい消火器を取替して下さい。ホームセンター等で手軽に購入出来る為、ご家庭に合った大きさの消火器を購入して下さい。
消火器の正しい使用方法
1.レバーの下側を片手で持つ
2.立ち位置を決め安全栓を抜く
3.ノズルを持って火元に向ける
4.レバーを握って消火剤を放射する
※火元から7~8m程離れた安全な場所に消火器を運ぶようにしましょう。
※消化可能な火元から距離は炎の高さの2~3倍が目安で消化して下さい。
※消火剤の放射時間は粉末消火器の場合は15秒程度、強化液タイプは30秒から1分程度噴射出来ます。
まとめ
消火器を扱うことは少ないと思いますが、正しい使用方法を知ることで初期消火の際に高い効果が得られます。ご自宅に家庭用消火器をご持参の方や職場の消火器を見かけられる方は、一度使用期限を確認して頂き、万が一の火災発生の備えをしておきましょう。