浴室は毎日利用する設備ですが、危険もたくさんある場所です。年を取るにつれて浴室を利用するのが苦に感じるというお声もよく頂きます。そこで今回は浴室のリフォームをする際のポイントをご紹介します。
浴室には危険が多く潜んでいる
冒頭でも記載しておりますが、浴室には危険が多くあります。浴室の構造上、洗い場と浴槽に段差が出来てしまいますし、古いタイプの浴室だと足場が滑りやすかったり、断熱性能が低くヒートショックを引き起こし、最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
浴室のリフォームで大事な5つのポイント
- 浴室の断熱
高齢者の不慮の事故で多いのが「溺水」です。さらにこの溺水の原因の多くとなっているのが「ヒートショック」といわれる発作です。ヒートショックは、急激な温度変化により、血圧が急激に変化し心筋梗塞などの重大な発作を引き起こすものです。これを防ぐために重要なものが浴室の断熱です。浴室全体を保温し室温を下げにくくすることで、温度変化を抑えヒートショックのリスクを下げてくれます。 - 浴室暖房などの空調設置
浴室断熱と一緒に行いたいのが、浴室暖房の設置です。暖房を設置することで、先程ご説明したヒートショックのリスクをさらに下げることができますし、快適な入浴もできます。 - 引戸への変更
引戸を設置すると、開口の幅が大きくなるため、足が悪くなったり、介護が必要になった際も入浴がしやすくなります。現在の引戸は昔に比べ、気密性能も高くなっているため、浴室の温度が下がったりなどの心配をする必要もあまりありません。 - 手すりの設置
バリアフリーを考えた浴室リフォームで必ず行いたいのが手すりの設置です。浴室から立ち上がる時、浴室内のイスから立ち上がる際に手すりがあれば、安全に立ち上ることができます。あまり多くの手すりを付けてしまうと、頭や体をぶつけたり、浴室で動けるスペースが狭くなってしまいますので、設置する際は2,3か所の設置までにしましょう。 - 滑りにくい床
古い浴室の場合は、滑りやすいタイルが床に引いてあるものもあります。その場合だと、手すりを設置しても滑ってしまい、転倒を防止すうることができません。浴室のリフォームを行う際は、床も滑りにくいものを選び、少しでも危険が減るようにしましょう。
今回は浴室をリフォームする際のポイントをご紹介しました。浴室には多くの危険が潜んでいますので、まだ大丈夫とは思わずに、少し早めのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
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